【ASDの症状が長所になる】人の気持ちが分からない

子育て

こんにちは、ここはなです(*^^*)。
ムスメちゃんは、ADHDやASD傾向があり、小さいころから、人の目を気にしません、人の言うことを聞きません💦
人の気持ちが分からない様子があり、育てるのに苦労しました。
でも成長すると、その良さもある!!と気がつきました。
人の目を気にしない、人の言うことを気にしない、マイペースなお子さんの良さについてです(*^^*)

自分のやりたいようにやる!自分基準!

ムスメちゃんは、大変なマイペースで、人がどう思うかを気にしません。

ですから、朝、友達が玄関で待っていても、マイペース。
「待たせてるよ、急ぎなよ!」と言っても、急ぐ気配がない・・・。

ちょっと外れた行動をとっても、さほど気にしていないです(^^;)。

自分のしたいようにする!自分基準!なのです。

ですから、小さいころは、いくら注意しても、聞かない。
この子は「ダメ」という言葉が分からないんだ・・・と勘違いしていました💦
分かっているけど、気にしない!!だったのです。

普通のことが普通にいかない・・・社会のルールも入らない・・・
どうしよう!!(>_<)と悩んできました。

ところが、中学生になって、その自分のしたいようにする!自分基準!が
活かされる場面が出てきたのです
(*^^*)。

人前でも、気にしない力

周りの人がどう思うかということを、あまり気にしないので、外れた行動をとってしまいがちですが、
それが長所として、生かされる場面が出てきました。

ピアノの伴奏で

ムスメちゃんはピアノをずっと習ってきました。
小学生のころから、合唱の伴奏を任されてきました。

中学に入り、合唱コンクールが大きなホールで開かれるようになり、
伴奏は、中央!!ピアノをぐるっと囲む形で歌います。
3クラス合同の100人の合唱。
ホールは1000人を超えるお客さんです。

もう私なんて、、、ガクブルです。ムスメちゃんの伴奏をきくのも、ドキドキしちゃう。
ムスメちゃんも、もちろん緊張すると言うのですが、
どちらかというと、自分がベストな演奏をしたい!!という緊張。
人がどう思うとか、評価されるとか、わりとどうでもいいみたいです。

あとは、あまりよく考えないタイプ(^^;)それもいいのかも。

毎度、しっかりやり切って、すごいなあ、尊敬しちゃうなあ、と思います。

英語のスピーキング発表に挑戦

文化祭のとき、ホールで、学校代表の1人が、英作文のスピーキング発表を行うのですが、
「それ、やってみる(-.-)」と言い出したのです。

ええええっ?!(゜o゜)
英語は、kimini英会話をオンラインでやっている程度です。
バイリンガル、英会話がすごく得意というわけじゃないので・・・大丈夫かな?
親は、ちょっとびっくり。

オンライン英会話での学習、の記事はこちら↓


1000人以上のお客さんの前で、たった一人で、数分間英語でスピーチするなんて!!
大変なこと!私はやれない!!と思ってしまう。

でも本人にとっては、自分がやりたい!が重要なんです。
人からどう思われるは、あんまり関係ないので。
そして、自分がやりたい!と思ったら、スイッチが入ります。

挑戦するだけえらい、と思って。
母に出来ることは、オーディションの課題の音源を探してあげること。
「それを耳コピして、練習するといいよ」と伝えました。

音楽をずっとやってきて、ムスメちゃんは耳がよいです。
さらにワーキングメモリーが強いので、
耳で覚えることが得意だとわかっています(*^^*)

短所と思っていたことが、長所になる!

ムスメちゃんは、人を気にしない、自分のやりたいようにやる!という自分基準です。

小さいころは、いくら言っても入らない。
本人が必要を感じたり、納得しないと、ダメ。
とても育てにくく、苦労しました💦短所だと思っていたのです。

社会性やルールも軽視するので、犯罪者になるんじゃないかと心配しました・・・(^^;)

成長してみると、その自分基準が長所になり、
人のことを気にせず、自分のやりたいようにやる力となります。

ふりかえって、大事だと思うこと

小さいころは、自分基準が強くて、注意しても入らない、ルールに従うことが難しかったです。
(本人が必要だと思わないとダメ)

それでも、
「これはこういう理由でダメなんだよ」
「相手はこう思うんだよ」
と繰り返し伝えてきました。

その場では聞き入れないかもしれません。
でも、その積み重ねが、大事だった、と振り返って思います。

今も外れた行動を取ったり、常識がない部分はありますが、
それは、目立たなくなっています。
本人なりに、皆と合わせて行動をとれるようになっています。

もし今子育てで、自分基準!やりたいようにやる!お子さんに、困っている方がいたら、
大丈夫!!
「これはこういう理由でダメなんだよ」「相手はこう思うよ」と根気強く伝えていけば、
本人の中に積み重ねられていきます。それが必ず伝わる日が来ますから。

私は焦りまくって、叱りすぎ、言いすぎてきました。
「あなた、わかってるの??」と。
反省しています、もっと信頼してあげて、よかったなぁと。
犯罪者になるのではないかと心配しすぎていたんですね💦

子どもが困らないように・・・本人を心配している・・・
という親の気持ちは伝わります。

焦らず、根気よく、おだやかに伝えていってくださいね。

短所が長所になる日が、いつか来ますから!!

ここはな。




プロフィール
カウンセラー、ブロガー
cocohana

子どもに関わるカウンセラー歴20年です。
臨床心理士、公認心理士。
ギフテッドであり、発達障害傾向の子ども2人を育てています。
子どもがのびのび成長し、自分の力を発揮できるよう応援したいです。

心理学と、医学部の大学院を出ています。

国立大学 臨床心理系大学院 修士課程修了
国立大学 医学部医学科大学院 博士課程満期退学

研究者には向いておらず、
カウンセラーになりました。

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