ASDとADHD傾向のあるムスメちゃん、
小学校4年生の後半から5年生にかけて、大荒れでした!
この先どうなってしまうの!?と不安でした。
正直、もうダメかもしれない・・・普通に生活していくのが難しいのかもしれない・・・。
(犯罪者とかも・・・よぎっちゃったり💦💦)
そんな風に小学校高学年で大きく荒れてくる場合があります。
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高学年で危機が起きる理由・背景
大荒れの理由は色々あると思います。
新しいクラスに馴染めない、担任の先生との相性、クラスメイトとの関係などなど・・・。
ASDやADHD傾向がある子は特に、
小学校4年生、5年生くらいに、不安定になる時期が1-2年あります。
背景には、
①友だち関係がより複雑になって負担が増える(相手の気持ちをくんで対応しなくてはいけない、グループができるなど)
②相手がどう思っているのかが、気になる(1-3年生までは、自分中心でいる)
②ホルモンバランスが変化してくる、などが重なって起きるため。
敏感なお子さんほど、そういう変化に反応してしまうかもしれません。
高学年での危機の様子・症状
ムスメちゃんの大荒れだったときの様子は、以下の通りです。
人によって反応の出かたは違うと思います。
①勉強を放り投げた!!
「こんなめんどうなもん、やってられっか!」
ほぼ、90ー100点だったのが、急に60点、70点を取ってくる。
やる気なし・・・。
②自宅から出なくなった。
週末、家族と出かけたり、運動したり、散歩したり、活発だったのに、全く出なくなる。
学校だけはかろうじて行っている。
でもそれも、「めんどくさい!」と行かなくなる空気がプンプンしていました。
③イライラがひどくなり、家族、弟に当たり散らす。
ちょっとしたことで「お前、殺すぞ!」とすごんで、強迫するような態度をとる。
出し方は個人差があると思いますが、
●学校に行けなくなる、身体的に問題ないのに、体調不良を訴える
●今まで出来ていたことが出来なくなる、興味がなくなる、
●お金の使い方等のトラブルが起きる、
●ゲーム等の依存・没頭
なども起きやすいです。
高学年での危機で、医療受診へ
小学校高学年で、問題が起きてきて、医療受診するお子さんは多いです。
ある意味、ここが最後の医療受診のチャンス!!でもあります。
ちょっと気になるところはあるけど、
学校に行けているし、学習も問題ないし・・・
決定的なことが起きず、高学年まで来てしまった。
高学年で問題が起きてきた場合、注意が必要です。
なんとなく、やり過ごすことが、ここからは難しくなります。
高学年で問題が起きて、なかなか改善してこない場合は、
専門機関にかかることをお勧めします。
ここをどう乗り越えるか、
それがその後の適応につながりやすいです。
我が家の場合
我が家では・・・決定的なことが起きます。
私が仕事で帰宅が遅く、弟と2人で家にいて、弟と言い争いになった時、
「殺すぞ!」と包丁を持ちだして威嚇しました。
それを弟が、帰宅した私に「こんなことがあった・・・」と小声で報告してきた。
<もうあかん!駄目や!アウト!>と思って、
ムスメちゃんの部屋にのっしのっし行って、
「どういうこと?それは犯罪行為や!そんなことをして、注意だけで済ませられない。」
「警察に連絡するか、こどもの心理の病院に相談に行く!!どちらか選ぶように。」と伝えました。
ママは言ったことは絶対にやる、と本人は分かっているので、
「病院に行く」と言いました。
翌日こどもの心理発達の専門病院を予約しました。
発達障害傾向にある女の子は小学校4年、5年あたりで、危機的になる1,2年がある場合がある。
そのときにどう過ごすか、どう対応するか、がその後に影響することもあります。
そこをうまく乗り越えると、また落ち着いて過ごせるようになっていきます。
ここはな。