【体験談】adhdの薬を子どもが飲んだ体験談

子育て

わが家の子どもたちは、小学生でadhdのお薬を飲んでいました。

お薬の効果や副作用、お薬をいつまで飲むか、などの心配があると思います。

ADHDの薬を使った体験から、お答えします!

ADHDの薬を使った効果

ムスメちゃんは、ADHDの薬、アトモキセチン(ストラテラ)を飲んで数日で「頭がゆっくりになる感じ」と、効果を感じていました(*^^*)。
(敏感で、ちょっとの変化も感じやすいタイプです。)

飲む前は、「落ち着かない」、「ミスをくりかえす」、「頭が情報でいっぱい」、「感情のコントロールが難しい」、などの困りごとがありました。

困りごとは、完全にはよくならないけど、ゆるやかになります

とくに、家ではイライラがひどくて、思い通りにいかないと、キーっとなる傾向がありました。

言葉も強くて、口が悪い(>_<)。

それが、気にならなくなりました

そのため、ムスメちゃんと落ち着いて、会話ができるようになり、

ほめてあげれる場面が増えました(*^^*)。

家でおだやかに過ごせる時間が、増えました!

効果が出るまで

ADHDのお薬のインチュニブやストラテラ(アトモキセチン)の効果が出るには、少し時間がかかります

数週間から1,2か月飲んで、<ちょっと変化あるかな?>という感じ。

敏感なムスメちゃんは、数日で、「頭がゆっくりになる感じ」と本人が感じていましたが・・・。

「薬の効果は、よくわからない」と言う子が多いです(^^;)。

ゆるやかに効いてきます。


また処方される量も、少量からです。少量で効果が出たら、増やす必要はないので。

ムスメちゃんも普通に処方される量の半分から3分の1以下のままでした。

「効いてるか、効いていないか、わからないくらいの量だよ」とドクターに言われました。

一方、飲んですぐに効果が出て、10時間程度で効果が切れるタイプのお薬もあります。

次はADHDのお薬の種類について、みていきます!

ADHDのお薬の種類

ADHDのお薬には何種類かあります。主に処方されているのは、

①コンサータ

②ストラテラ(アトモキセチン)

③インチュニブ

でしょうか。それぞれ作用するところが違います。

ADHDの問題は、脳内の物質のバランスが関係していると、わかっています。
お薬は、<脳内の物質のバランスを調整する>効果があります。

①コンサータ

コンサータは、朝に飲んで、夕方に効果が切れるタイプのお薬です。
飲んでいる間は、効果がはっきり表れます。
学校場面で問題行動が多い子、友達に手が出る、ものを壊す、などが起きている子は、
コンサータが処方されて、大きく改善することがあります。

土日や長期休みは、お薬なしで過ごせるメリットがあります。

その一方で、お薬が効いている間は、食欲がなくなる子もいます。

②ストラテラ(アトモキセチン)

ストラテラのジェネリック(後発品)がアトモキセチンです。

こちらは、効果が表れるまで数週間はかかるタイプのお薬です。
効果は、ゆるやかです。
体内での濃度を一定にするお薬なので、土日や長期休みも、飲み続けることが多いです。

ちょっと便秘になりやすいかな?という印象でした。
(胃腸の調子を崩しやすいムスメちゃんの場合)

③インチュニブ

こちらも、ストラテラと同様に長く飲み続けるタイプの薬です。

効果が表れてくるまで数週間から1,2か月は様子を見てもらうとよいです。

効果は、ゆるやかです。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

ストラテラ(アトモキセチン)、インチュニブは、効果がゆるやかにでます。

「効いていない!」と思ってお薬を切って、
しばらくしたら、忘れる、抜ける、なんかおかしい!が増えて、

「やっぱり薬が効いていました!」となることがあります。

ゆるやかに効果が出るタイプのお薬は、そんな感じです(^^;)。

急激な変化なく、本人らしさがあるままなので、それもよいですね。

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ADHDの薬をいつまで飲むか

ADHDのお薬を、ずっと飲み続けるわけではないです。
(中には、症状が強くあり、生活に困るため、本人の希望で続ける方もいます)

落ち着いたタイミングで、やめていく方向になることが多いです。

大体、小学校の高学年から中学くらいで、お薬をやめることを検討します。

わが家のムスメちゃんは、小5から飲み始め、中1の夏休みでやめました(約2年間)。

ADHDの薬をやめても効果はつづく

ADHDの薬をやめても、その効果は続く傾向があります!!

薬を使っている間に、おだやかに過ごすことを身につけます。

こうやって、イライラせずに過ごすと、自分も心地よくいれるんだな~と、学びます。

薬を使っている間に、忘れ物や、ちょっとしたミスを防ぐ方法を、身に着けます。

ちょっと考えてから行動する、携帯のタイマーを使えばいい、とか。

お薬を使って、落ち着いて考える余裕ができるので、

その間に身に着けることが増えます。

ムスメちゃんは、薬を使う前と、後では、全然ちがいます。

お薬をやめても、効果が続いています。

まとめ

ADHDのお薬の効果や、薬をいつやめるか、薬をやめた後の効果をお伝えしました。

子どもに薬を使うことに心配や抵抗がある、という方がいて、当然だと思います。

お薬は、大きな副作用がなく、効果がゆるやかで、安全に使ってもらえるものが出ています。

メリット、デメリットを考えて、検討していただくとよいと思います。

お薬を飲みつづけたくない方は、
ドクターに「お薬は最終的には、やめていく方向にしたい」と希望を伝えるのもよいですよ!(*^^*)!

わが家は、お薬を2年間使って、親子関係が大きく改善しました。

イライラして、反抗的で、何事も普通にいかないムスメちゃんと、ぶつかることが多かったですが(^^;)、

お薬で、おだやかにいられる時間が増えて、お互いによかったな~と思います。

本人も、ほめられることが増えて、「私、できるじゃない!」と自信にもなりました。
自己認識、大事です♪

参考にしていただけると、幸いです(*^-^*)

ここはな。

プロフィール
カウンセラー、ブロガー
cocohana

子どもに関わるカウンセラー歴20年です。
臨床心理士、公認心理士。
ギフテッドであり、発達障害傾向の子ども2人を育てています。
子どもがのびのび成長し、自分の力を発揮できるよう応援したいです。

心理学と、医学部の大学院を出ています。

国立大学 臨床心理系大学院 修士課程修了
国立大学 医学部医学科大学院 博士課程満期退学

研究者には向いておらず、
カウンセラーになりました。

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