【子どもが変わる】困った行動への対応

子育て
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こんにちは、ここはなです(*^^*)。
子どもを伸ばす方法の続きの記事です。「子どもの困った行動」への対応方法をお伝えします。
「困ったこと」がたくさん起きるのは、大変です。
ですが、私たちはたくさんの「困ったこと」を抱えながら、やりくりして、なんとか生活しています。

たとえば、忘れっぽい人は、カバンの中に必要なものの予備を用意しておくことで、
仕事ができなくなる状況をなんとかしています。

イライラしたとき、運動やゲームをして発散します。
家で暴れて物や家を壊すことはしません。
壁には穴が開いたけど、、、住めなくなるほど暴れないなど💦

そのように、「困ったこと」の中にも、なんとかできている場面に注目します。

具体的な方法をお伝えしますね!

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子どもの困った行動をよく観察する

子どもの困った行動の中に、<致命的な大失敗になら、なんとか出来ていること>を見つけていきます。

●大失敗にならないように、子どもなりに対策していること

●いつもは失敗をしてしまうのだけど、今日はよかった!!という例外が起きたとき、

●困った行動はあるが、おしいところまで出来ているところ

大人の考える基準まで出来ていないこともあります。
本人なりに「これならいいや!」と思えることは、努力して対策していることに入ります。

本人なりに努力して、困った行動をなんとかしようとしている部分を見つけて、
ほめてあげましょう!

たとえば、

・給食セットをよく忘れるので、割りばしを1本カバンに入れている
(親が入れるよう言って、進んで入れているでもOK)

・思い通りにならないと暴れる⇒時々は言葉で伝えることができる、一人で自分の部屋に行くこともある

・朝の支度が遅く、友達をいつも待たせる⇒待たせないで時間通りに出られた(例外!)

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例外が起きるとき

いつもは、困った行動、失敗だけど、例外的に出来ることがある!

これは、困った行動の改善のきざし・ヒントです。

それを見逃さないようにしましょう。

例外的に出来ているときは、どのような条件のときでしょうか?

たとえば、「朝、間に合うように家を出られた」という場面では、

・気分がよいとき(朝からほめられた、好きなメニューだった)
・睡眠がしっかりとれている
・楽しみな活動がある
・前日に支度がしてあった

など条件があるかもしれません。

例外的に出来たときの、条件をよく観察して、
なるべく、例外が起きやすい状態を作るよう意識してみましょう。

「今日はいいじゃない!」という日を増やしていくとよいです。

気分よく学校に行けるよう声かけする。
朝に叱ったり、注意することは、なるべくしない。
しっかり睡眠をとるように気をつける・・・などです。

そして、そういう例外が起きた時も、しっかり認めて、ほめてあげましょう(^O^)/。

なんとかしようと努力がみられないとき

子どもの困った行動を本人が「なんとかしよう」と努力しているところが見つからない!場合があります。

それは、本人の発達の段階が、まだそこに達していないのかもしれません。

子どもには得意、不得意があります。
発達障害や育てにくい子のは、得意、不得意の差が大きくあり、
普通の子どもと同じスピードで発達しないことがあります。

この場合、焦ってなんとかしようとしなくても、大丈夫です。

あるとき、気がついたら出来るようになっていた!!ということが起こります。

今は急がず、親のほうで、出来ることはしてあげてよい時期です。

予備の給食セットをカバンの中に常に入れておく、
朝の支度は手伝ってあげる、
部屋のそうじは、時々一緒にやる
洗濯もの、ごみは、ある程度たまったら親が回収する・・・など。

本当は、本人に身に着けてほしいことなのですが、、、今の段階では難しいのです。

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こだわりがあって、なかなか「入らない」とき

こだわりや自分基準があって、適切な行動を教えても、「入らない」場合があります。

そんなときは、本人が「これじゃいけないな!」と思うことも大事です。
10歳を過ぎて、考える力がついてきたら、少しずつ本人が「困る」場面を経験させるようにします。

低年齢だと、考える、対策する力がないので、親が一緒にやって「こうやるんだよ」と教えます。
教えたうえで、少しずつ本人に任せて、親が手を引いていく形がよいです。
手を引いていくのは、小学校の高学年のころです。

まとめ

困った行動の中にも、「なんとかしようとしている」
生活がめちゃくちゃにならない程度に「なんとかしている部分」が見えてきます。
(大人がなんとかできている、と思うレベルではない場合がありますが・・・)

それも、本人が努力しているところとして、認めてあげましょう。

そして例外的に「今日はできた!」の中に、うまくいくヒントが隠れています。
「例外が起きる条件」を注意ぶかく観察して、
例外が起きやすい状態を作るようにしていきましょう!!

どうしても今出来ないことは、その子の発達の段階では難しいことかもしれません。
皆と同じようには成長しない部分があります。
皆と同じ常識が通じない場合があります。

成長すると解決することは、たくさんあります。
親のほうでお手伝いして、本人がやれるよう促しつつ、様子を見ていくとよいです。

前編です、こちらの記事もぜひご覧ください(*^^*)

ここはな。


プロフィール
カウンセラー、ブロガー
cocohana

子どもに関わるカウンセラー歴20年です。
臨床心理士、公認心理士。
ギフテッドであり、発達障害傾向の子ども2人を育てています。
子どもがのびのび成長し、自分の力を発揮できるよう応援したいです。

心理学と、医学部の大学院を出ています。

国立大学 臨床心理系大学院 修士課程修了
国立大学 医学部医学科大学院 博士課程満期退学

研究者には向いておらず、
カウンセラーになりました。

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