高校受験は、はじめて自分の人生に関わる大きな試験です!
(中学受験が初めての人もいるかも・・・)
緊張したり、焦ったり、不安になったりして、当然!!です。
受験に向けての気持ちの整える、考え方の工夫を、お伝えします。
受験を意識すると起きること
受験が近づいてくると、不安定になる子がいます。
夏休みあたりから、プレッシャー等を感じる場面が増えてきます。
●「勉強しなくては!」とわかっているのに手が付けられない
⇒勉強できなかったことで、「ダメだー!!」と罪悪感を感じて、気持ちが落ち込む
⇒焦るが、やっぱり手が付けられない・・・という悪循環。
●焦りから勉強した内容が身につかない
「勉強しなくては!!」という思いが、空回ってしまう。
⇒成績が伸びない、落ちてくる、
⇒焦りから、さらに悪循環になる💦💦💦
●視野が狭くなる
⇒合格するかしないかで、自分の一生が決まる!
と追い詰められた気持ちになり、不安感が強くなる。
受験に対する考え方の工夫
追い詰められて勉強に手が付けられなくなる、
勉強しても焦って身につかない人は、
以下の考え方を取り入れるとよいです。
●「第二希望も悪くない」
高校受験の場合、ほとんどが複数校を受験します。
第一希望は、自分が頑張って入れるかどうかの場所を選択することが多いかな?
第一希望にぎりぎり合格して、ついていくのに必死、成績下位で過ごすより、
第二希望の学校で、余裕をもって、成績上位で過ごすのも、悪くない。
むしろ、そのほうがよい場合だってある!(^^)!
こういう考え方をすることで、気持ちに余裕がでます。
そして、広い視野で受験をとらえられるようになります。
リラックスして受験に向かえる状態になります。
●「開き直り」
今の自分の実力より、難しい学校を受験する場合、
より焦りを感じやすくなります!
「ちょっと難しいよね💦」状態で受けるので、開き直り戦法がよいと思います。
落ちたら、「まあ、そうですよね~(‘_’)」
受かったら、「ほんとに?やったー!(*^^*)」です。
「受かる!絶対受かる!」と期待されて受けるより、
失うものがなくて、よし。
●生活や体調を整える!
「受験生は勉強以外のことをやっちゃだめ!」
「とにかく勉強だけやらなければ!」と思い込んでいる子がいます。
健康的な生活を整えることは、すべての基礎になります。
効率よく学習するには、以下のことが大事です。
①生活のリズムを整える
(朝起きる、しっかり寝る、食事をとる、といったリズムを大事にする)
②軽い運動を取り入れる
(脳の血流をよくして、頭の働きをよくする)
③息抜きや趣味の時間を取り入れる
(メリハリができて、気分転換になる)

あまりに不安定な状態が長く続くときは・・・
受験前にあまりに不安定な状態が続くときは、
志望校についてもう一度、検討しなおしてみるとよいです。
(たとえば、あまりよく眠れない、
焦りや不安から勉強がまったく手に着かない、
家で暴れたり、学校に行けなくなるなど、、、)
担任の先生の意見等を聞いて、
私立単願等の進路を考えてみるのも、よい選択です。
(塾は多少無理させて、難関校を受験させようとする傾向があるかもしれません・・・必ずではないですが)

受験生へのサポート方法
受験する子どもをどのようにサポートしていけばよいか、について考えます。
●一緒になって不安にならない
思春期は不安定な時期です。
親や周囲が不安や焦りを感じると、子どもはより不安になりやすいです。
親が、子どもの不安に巻き込まれないこと。
安定していることが大事です。
ここをチェック!
●子どもの問題(子ども自身の問題)を自分の問題だと感じていないか?
●子どもが責任をとるものを、自分の責任だと思っていないか?
確認しましょう!!

赤ちゃんのころ、子どもが泣いたり、ぐずっているとき、
「なんとかしてあげなくちゃ!!」と、解決してあげるのが親の役割でした。
(オムツをかえたり、ミルクをあげたり・・・)
その考えが、なかなか抜けない(^^;)
子どもが大きくなっても、「自分がなんとかしてあげなくちゃ!」と思うこと、ありますね!
長期的な視点で見る
親、子どもの周囲にいる大人は、様々なことを経験しています。
1回の受験で一生が決まらないこと、
やりなおしがきくこと、
一見失敗に見えることも、長い目で見ると、「それでよかったな」と思えること・・・
広い視野、長期的な視点で見ることができます。
そういう考え方を伝えてあげるとよいです。
子どもは経験がありません。
不合格になったら、
自分の一生が終わる!!(≧◇≦)
と思いつめてしまう子もいます。
「まあ、なんとかなるよ」(*^^*)と伝えてあげてください。
その雰囲気で、気持ちが和らいで落ち着いてきます。
「こだわり」をなくす
「こうあってほしい」
「このぐらいのレベルの高校に行ってほしい」
「周りからも期待されている・・・」(親せきや知り合いの顔が浮かぶ)
親や周囲の大人が、「こだわり」を持っているとき、
子どもの受験を自分ごとに感じて、焦りを感じます。
つい「勉強したの?」「そんなんじゃダメじゃない」と言いたくなります(;O;)
または「高い塾代を払ったんだから、成果を出してよね!」(-_-;)という気持ちもあるかも。
ここをチェック!
●自分が子どもの進路に、「こだわり」を持っていないか、
●それって本当に本人のためなのか?
確認しましょう!!

まとめ
10代から20代にかけて、自分の人生を大きく決めるような進路選択に次々迫られます。
高校受験は、はじめての進路選択です。
動揺したり、焦ったりして、当然です。
特に長男、長女、一人っ子にとっては、
親も子どもも、初めてのことで、ストレスを感じやすいです。
●第二希望も悪くないと考える
●開き直る
●生活や体調を整える
といったことを意識してみてください。
また周囲の大人が、
●安定した気持ちでいること
●長期的な視点を伝えること
●「こだわり」を手放すこと
も重要です。
受験生の皆さんの力が、十分に発揮できますように!!
ここはな。