ダメをはっきり伝える、ルールづくり

子育て

子どもの生活上のルールや約束事は色々あると思います。

寝る時間、ゲームの時間、宿題を終わらせる、、、などなど。

親やまわりの大人が、子どもをコントロールするのは、難しいです💦思うようにいきません💦

子どもにどうやってルールを守らせるか、ダメを伝えるかのお話です。

子どもは自分の欲求や行動をコントロールできない

子どもは、まだまだ自分の行動や欲求を自分でコントロールできません。

行動や欲求をコントロールする前頭前野という脳が発達するのは、10代から20代と言われてます。

ですから、小学生、中学生になっても、ある程度外から、「これ以上はダメ」の枠組み(ルール)を作ってあげる必要があります。

なんでもいい!自由!というのは、子どもにとって、落ち着かなくなる環境です。

欲求には限界がなく、ふくれあがり、自分でどうすることもできなくなってしまうのです。

また、長時間ゲームをすると、脳の発達が障害されることが分かっています。

より、自分の行動や欲求のコントロールが難しくなってしまいます。

そうなる前に、しっかりとしたルールづくりをしていけるとよいです。

ダメを伝えるときのポイント(ルール作りのポイント)

①ダメな内容をわかりやすく具体的に伝えましょう

たとえば、ゲームは1時間まで、など。子どもにとって分かりやすいことが大事です。

②そのルールの理由、内容について、子どもが納得していること。

例えば、ゲームをたくさんしすぎると、脳の発達によくない、

宿題や他の遊びができなくなってしまう、など理由を説明します。

またゲーム時間(ルールの内容)は、できれば子どもと話し合った上で、決めるとよいです。

子どもが納得することが重要です。

親が一方的に禁止している!ルールを作っている!と、子どもが思うと、

ルールを守る意識が低くなったり、反発する気持ちが出てきたりしやすいです。

③ルールを堅苦しくしすぎない

たとえば、「ゲームは1時間」のルール。

1時間たったら、声かけして、切りの良いところでやめるよう伝えます

1時間で「はい切ります!」ブチッ!!では、気持ちよく終われないので、

5分10分程度は待ってあげます。(ずるく延長するのはなしです!)

こうすることで、信頼関係に基づいて、ルールがあると伝わり、良い関係の維持に役立ちます。

また切り替えが苦手なお子さんにとっても、よい方法です。

④簡単にルールを変更しない。(一貫性があること)

子どもがぐずったり、怒ったりしても、簡単にルールは変更しません。「こういう約束だったよね」と確認します。ぐずっても、ダメなものはダメだと理解してもらいます。

一度作った「ルール」がコロコロ変えられると、「ぐずればなんとかなる」と思ってしまいます。

ルールに一貫性があることで、子どもは落ち着いて過ごすことができます。

⑤ルールを守れなかった場合について事前に決めておく

ルールを守らず、何時間もゲームしてしまったら、3日間禁止など。

ルールや、ルールを守れなかった場合について、最初に紙に書き出しておくと、

「そんな約束していない!」と、揉めることを避けられます。

小学生のうちは、ルールを紙に書き出すことも、おすすめです。

ルールをある程度守って過ごせるようになると、子どもも落ち着きます。

なかなか、うまくいかないことも多いと思いますが、

ぜひ上記のことを意識してみてください。

ここはな。

プロフィール
カウンセラー、ブロガー
cocohana

子どもに関わるカウンセラー歴20年です。
臨床心理士、公認心理士。
ギフテッドであり、発達障害傾向の子ども2人を育てています。
子どもがのびのび成長し、自分の力を発揮できるよう応援したいです。

心理学と、医学部の大学院を出ています。

国立大学 臨床心理系大学院 修士課程修了
国立大学 医学部医学科大学院 博士課程満期退学

研究者には向いておらず、
カウンセラーになりました。

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