ピアノの脳への効果

子育て

わが家の子ども2人は、2,3才からリトミック⇒ピアノ教室に通っています。
(ちなみにヤマハ音楽教室)
ピアノの脳への効果について、お伝えします。

知的な能力には、

変化しにくいところ
(生まれつき)と、

変化しやすいところ
(はたらきかけで変化する)

があると言われます。

ピアノは脳の「変化しやすいところ」に影響します。

成長期の子、発達に問題がある子に、効果があります。

ピアノの脳への3つの効果

ピアノは脳に効果があると言われます。

指先を使う、
右手と左手でちがう動きをする、
音楽を聴く、

脳のいろいろな部分の刺激になります。

特に成長期の子どもの脳にとって、その影響は大きいです

とくに効果があると感じたことは、

ワーキングメモリーがきたえられる
協調する運動がきたえられる
処理するスピードがきたえられるということです。

そして、①、②、③の能力は、

発達障害の子どもが、
もっとも苦手としています

3つの効果について、くわしく解説します(*^^*)

ピアノが好きな猫

<わが家の例>

タロウちゃんは、発達障害傾向があります。

低学年のころ、まわりの子と差が目立ちました💦

本人のペースでピアノを続け、
発達障害の問題を
感じにくくなりました

ハンデが少なくなった!!感じです(*^^*)

小学校6年生では、
学年1位の成績をとりました。
本当にびっくり!

ピアノを続けた効果も大きいです!!
詳しくは関連記事をご覧ください。

ピアノの効果①ワーキングメモリーがきたえられる

ワーキングメモリーとは

頭の中で情報を保存、操作する力。
つまり、記憶する力・考える力・計算する力・先を予想する力!です。

ワーキングメモリーは、
きたえて、高めることができる
と言われます。 

学習がうまくいかない

●授業の内容が理解できない
(すぐ抜けていく)、

●文章の読みとりができない
(途中でわからなくなり、
「なんだったっけ?」となる)、

●暗算が苦手
(数が大きい計算が苦手、計算ミス)

生活面で困りごとが起きやすい

●「気をつけること」ができない。

●同じミスやトラブルを繰り返す。

●「考えて、行動する」ことが難しい。

●その場の気分で行動する。

●「抜けやミス」、「忘れる」ことが多発する。

学習、生活でうまくいかないので、
「自分はダメだな」と自信をなくす


※じつは、これが一番の問題・・・(≧◇≦)

ピアノの練習が、ワーキングメモリーを向上させる

ピアノは、音を聞いて覚える、
楽譜を読みながら、曲を弾く、

とにかく、
ワーキングメモリーを
使わないとできない!

ワーキングメモリーが弱いお子さんは、
ピアノはとっても疲れるみたいです。

本人のペースで、楽しみながら、
ピアノを弾けるとよいです(*^^*)。

oplus_32

ピアノの脳への効果②協調する運動がきたえられる

ピアノをひくとき、指先を動かします。

さらに左右でちがう動きをします。

脳から命令を出し、
目や手を協調させて、
タイミングを合わせて弾く・・・・

高度な運動です。

協調する運動とは

体や、指先の運動の能力です。
大きな運動と、細かい運動があります。


●目と体の動きを合わせて、
タイミングよく体を動かす
(たとえば、なわとび)。

大きな運動⇒粗大運動

●目と手の動きを合わせて、
字を書いたり、作業したりする。

細かい運動⇒微細運動

ピアノの練習が「協調運動」を向上させる

●ピアノは、リズムを取りながら、
指先を動かします
協調運動の練習になります。

この協調運動は、大切です。

たとえば、字を書く、
コップに牛乳をそそぐ、
服を着替える、
なわとび他スポーツ・・・

協調運動がうまくできないと、
生活がスムーズに進みません。


さらにピアノは、右手、左手で違う動きをする
⇒左脳・右脳、脳をまんべんなく使う

全体的な脳のはたらきがアップする

寝ているチワワ

ピアノの効果③処理するスピードがきたえられる

処理するスピードとは

情報を処理する力

計算がはやい、ミスが少ない、
文字をはやく、正確に書きうつす、

事務的な処理の早さや正確さにかかわる能力です。

処理するスピードは、
きたえて、高めることができる
(能力の中で、変化しやすい部分)

ピアノの練習が、処理するスピードを向上させる

ピアノを弾くときに、
①楽譜を読みながら弾く
⇒ワーキングメモリー

②目と手を協調させ、リズムに合わせてひく
⇒協調運動

これらをすばやく、正しく行うことで、
音楽が成り立ちます。

ピアノを弾く際には、
情報をすばやく、
正しく処理する能力
が必要です。
=処理するスピード

処理するスピードは、
きたえることで向上します。

まとめ

ピアノの脳への効果についてみてきました。

脳には、
変化しにくいところ、
変化しやすいところ
があると言われています。

ピアノは、
変化しやすいところに
効果的に働きかけると言えます。

とくに、

①ワーキングメモリーをきたえる

②協調する運動をきたえる

③処理するスピードをきたえる

効果があります。

ピアノ・音楽を楽しく、
その子のペースで続けることが、
何より大事だと思います♪(*^^*)♪

脳は、もって生まれたものと、環境により変化するところがあります。
練習で、ある程度の向上がみられます。
苦手なことが、目立たなくなる・・・という効果があります。

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ここはな。




プロフィール
カウンセラー、ブロガー
cocohana

子どもに関わるカウンセラー歴20年です。
臨床心理士、公認心理士。
ギフテッドであり、発達障害傾向の子ども2人を育てています。
子どもがのびのび成長し、自分の力を発揮できるよう応援したいです。

心理学と、医学部の大学院を出ています。

国立大学 臨床心理系大学院 修士課程修了
国立大学 医学部医学科大学院 博士課程満期退学

研究者には向いておらず、
カウンセラーになりました。

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