年齢があがるほど、勉強が大変になってきます。
小学生のころから、勉強を自分からする子になる、その準備があるといいです。
わが家で勉強を自分からする子になるため、意識したことを紹介します。
2人ともすすんで勉強します。
夜遅くまで勉強しているので、私は、そんなに頑張らなくてもいいんじゃない?と言ってます。
2人とも、公立中学で塾なし学年1位〜5位程度をキープしています。
中学は、テストで順位が出ます。
行ける高校が見えてきます。
勉強の難易度があがり、宿題、ワークの量も増えます。
そんな中学生になる前から、自分から進んで勉強できる子になるため、
気を付けたいポイントがあります。
「内発的動機付け」を意識しよう!
1番大切なことは、
本人自身が「勉強しよう」と思うことです。
興味や探求心、そこから生まれる達成感、やりがいから、
本人の内面から「勉強しよう」と思う→「内発的動機付け」です。
内発的動機付けは、持続力があります。
そして、もっとも強い動機付け(モチベーション)です。
「外発的動機付け」は、持続性がない
その一方、「外発的動機付け」は、
「報酬」や「罰」など、外からの働きかけによって動機づけられることを言います。
<テストで良い点を取ったら、お小遣いをあげる。>
<〇点以下だったら、ゲーム禁止!>などが例です。
実は、外発的動機付けは、勉強に興味がない子に対して、即効性があります。
でも、長続きしません!
報酬や罰がなくなると、すぐにやらなくなります。
1番、困ることは、本人の自主的な「やる気」が育たなくなる、邪魔してしまう場合があります。
自分から勉強する気持ちを(内発的動機付け)を育てるポイント5つ
わが家では、小学生のころから以下のことを意識しました!
①テストでよい点を取っても、お小遣いや報酬は与えない。
「友達は100点取ったら、〇円もらえる!私も欲しい!」と何度も言われました。
そのたびに、「勉強は自分のためにすることだよ」と伝えます。
②勉強する意味について話し合う
<勉強する意味>については、以下のような話をしたことがあります。
「将来こんなことしたい!と思う。勉強していると、できることの可能性が広がるよ」
「人の性格は長い時間ずっと付き合わないと分からない。短い時間で誰かを選ばなくちゃいけない時、勉強ではかられる」
「進学、就職の時、勉強ではかられることが多い」
「勉強ができると、理解力がある、努力ができる人だ、とわかるからね」
③「勉強しなさい」と言わない。
「宿題まだいいの?」「先に終わらせた方が楽だよ」と声かけはします。
低学年時、一人で出来ない時は、横について一緒に取組みました。
夏休みは、「ママ塾」と言って、30分から1時間の勉強タイムを作り、楽しくやっていました。
でも「勉強しなさい」と言ったり、怒ったことはありません。
④結果ではなく「取り組み」を褒める。
テストで良い点のときも、悪い点のときも、
「努力がしたことが大事」と伝えます。
少しでも努力していれば、それを褒めます。
「いいじゃない、漢字の練習したんだから、そのうち点につながるよ」
「この部分はちょっとよかったね」
⑤出来ているところを褒める。
漢字で50点以下を取ってくることもありました。
「半分取れているよ。ここは一本線が足りず惜しかった。次は50点が目標だね」
ちょっとでも勉強していたら、
「よく頑張ってるじゃない」
とにかく褒めまくる!わざとらしくならないように、認める、褒める!
まとめ
勉強は”自分のため”にすることです。
これが、どこからか「親のため」「誰かのため」と、
勘違いしてしまう子が多い。
外発的動機付けは、簡単で即効性があるので、つい使ってしまいやすいです。
でも、長期的にみると
「報酬がないとやらない」
「自主的な気持ちが育たない」
問題があります。
時間はかかりますが、本人が勉強する意味を見つけ、
努力できるようになることが大事です。
ちなみに、わが家の子どもたち、小学生は、ほとんど勉強しませんでした。
中学生になり、豹変しました。
相当、勉強をしています。親に隠れてまで、勉強しています💦
逆に追い込みすぎて心配で、
「そんなに頑張らなくていい、ある程度の学校に行ければいいんだから」
と後ろに引っ張ってます。
ちなみに、公立中学ですが、塾なしで学年1位!
良くない時も10位以内をキープしています。
高度な、心理作戦ポイント
※実は・・・思春期、親に「やれやれ」言われるよりも、
「そんなに頑張らなくていい」と言われた方が、反発心が出て、
頑張っちゃう面がありそうです。
〈自分を甘く見てるな!私はもっとできるぞ!〉と。
そして「そんなに、がんばらなくていい」と言われると安心します。
よい点だったら、「すごいじゃん!」
悪い点でも、「まあ、そうだよね」
失敗・負けることがないですから!
どうしても、勉強が嫌な子・・・
でも、やっぱり勉強が苦手で、どうやっても、やる気にならない子もいます。
それは、それでよいのだと思います。
その子の好きなこと、得意なことを伸ばして、
その中で努力すること、我慢すること、仲間と一緒に協力すること、いろいろなことが学べます。
苦手なことで勝負するより、得意なこと・好きなことで勝負するほうが絶対によいです。
それが、「その子らしさ」なのですから。
ここはな。