ギフテッドとは何なのか、簡単に説明したいと思います。
また記事を改良・追加していきますね!
ギフテッドとは
ギフテッドは、IQ130以上とされています。
(平均的な知能がIQ100)
人口の約2ー3%に当たります。
クラスに、1人いる程度になります。
100人いたら、2人‐3人。
意外と身近な存在です。
ギフテッドの定義は色々あり、
文化によっても違うようです。
また、IQにも幅があり、
IQ145ー150を「ハイリーギフテッド」
IQ150-160を「プロファウンダリー・ギフテッド」
と区別して言うこともあります。
IQの高さによって、お子さんの様子や困りごとも、全然違ってくるでしょうね・・・。
ギフテッドといっても、能力の個人差が大きくあります。
ぜんぜん違う性質を持つギフテッド児をひとくくりに表している問題があります。
知能検査で測定できないような(たとえば、IQ180とか)ギフテッドも存在します。
意外とIQ150程度のギフテッドは多くいるのではないか・・・と言う専門家もいます。
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我が家の場合、IQが130前後なので、
突出したIQのハイリ―・ギフテッド(IQ145以上)には当てはまりません。
学年、クラスに数人いる「勉強が得意な子」です。

もっとも適応的なIQは?
IQは平均を100としています。
大体IQ85ー115の間に
70パーセントくらいの人が入ります。
医者や弁護士、科学者といった職業に就く人のIQの平均が125程度と言われています。
(それ以上のIQの方も、多く含まれると予想します・・・)
つまり、IQで120ー125程度が、高度な知識や技術をもち、社会に適応し、成功できるラインだと思われます。
また、IQ125-145程度が「最適知能」と言われ、リーダーの大半がこのIQの中に入るとも言われます。
IQが145を超えると、「周囲になじめない」「自分は異質だ」「調和できない」という問題が大きくなります。
ギフテッドは、勉強ができるとは限らない
ギフテッドの子どもは、
「あらゆる分野で優秀でとびぬけた才能を表す」は
間違いです。
ある1つか、2つの分野で飛びぬけた才能を表す子がいます。
リーダーシップ、創造性、芸術性といった、テストで測れない能力があります。
ADHD(注意・集中力の問題、多動の傾向)、
ASD(自閉症スペクトラムの傾向)、
学習障害(字を書くことが 苦手、読み書きが苦手等)
といった問題を、ギフテッドと一緒に抱えている子がいます
→これはギフテッド2Eタイプといいます。
ギフテッドの中には、さまざまな理由で、
学業不振に陥っている子もいます。
すべての学校にギフテッド児はいます。
それに周囲が気が付いていない状態だと予想します。
学校では、テストの点数で測れる部分、器用に素早くこなせることが評価され、それ以外を評価できないからです。
完璧主義で考えが深いタイプのギフテッドは、学校では、評価が低くなりやすい、とも感じます。
埋もれているギフテッドは多くいます!
成績やテストの点数が高くない子の中にも、
ギフテッドはいます。
日本のギフテッドの認知度
私は子どもの心理・発達について(20数年前に!)学びましたが、
ギフテッドについては、知りませんでした!
(授業を聞いていなかったかもしれません!)
だから、
自分の子どもが「ギフテッド傾向」に当てはまるなんて、全然わかりませんでした(T_T)
「何かがおかしい」、「普通の発達じゃない」、「発達障害ともちがう・・・(-_-;)」
違和感がずっとありました~。
日本では、ギフテッドの理解・支援が欧米に比べて、遅れています。
知的に高い子がいるけれど、その子たちの発達や成長の様子、困りごとについて理解が進んでいません。
クラスでは「皆と同じように!」「皆と同じペースで!」という同調圧力があります、
十分その能力を伸ばせず、苦しんでいる子もたくさんいると思います・・・。
特に日本は、「出る杭は打たれる」。
「皆と同じで!」のプレッシャーが高いように思います(^^;)
日本では、最近になって、ギフテッドの存在が知られるようになった印象があります。

検査・診断を受けるには
ギフテッドかどうか、その子の得意不得意を調べるために、検査を受けます。
大体は、WISC(ウィスク)という知能検査を実施します。
子どもの心理・発達を専門とする医療機関で実施されることが多いです。
医療機関以外の福祉・教育機関でもWISCは実施可能ですが、
“困りごと”が起きているときは、
医療機関のほうが、できることが多いです。
医療機関は、漢方やお薬の処方が可能です。
我が家は1年ほどアトモキセチン少量(ADHDの薬)と、
漢方を飲んでいました。
頭の中が混乱する(情報でいっぱい)、
刺激にすぐに反応してしまう、
気持ちのアップダウンが激しい・・・
困りごとに効果がありました!
WISCの検査の実施時間は、1時間半程度かかります。
たくさんの種類の検査を次々とするので、
かなり疲れる💦と思います。
検査を受けるときは、
体調と気持ちを整えて、受けてくださいね。

ポイント!
可能であれば、子どもの発達やギフテッドの子どもに、
詳しいドクターがよりよいです。
ドクターのプロフィール等、可能であれば、チェックしてみてくださいね。
まとめ
ギフテッドは、知的に高いため、特に支援がいらないと思われがちです。
ただ、本人たちは年齢以上の理解力があることで苦しんでいます。
また発達や能力に大きな凸凹がある場合もあり、
支援を必要としているケースが多いと思います。
この子は、ギフテッドの可能性がある・・・と
周囲が気が付いてあげること、
そして、支援や環境を、あたえてあげることで
のびてくると思います。
ここはな。