ギフテッド2Eの理想と現実のギャップ

ギフテッド
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こんにちは、ここはなです(*^^*)
わが家のタロウちゃんは、ギフテッド2Eで、能力の凸凹があります。
勉強には苦労しております。
ギフテッド2E(発達障害のあるギフテッド)の学習の問題と対応についてです。

理想と現実のギャップ

本人が「やれる!と思うこと」と、「実際にやれること」に大きく差があります。

たとえば、この折り紙できる!!と自分で思う⇒でも手先が不器用で、実際にはできない⇒怒る!!受け入れられない!

みたいなことが、よく起こる。癇癪の嵐は、小さいころの、あるあるでした(^^;)。

理解力が高いのに、実行機能が追いつかないので、ストレスがいっぱいたまります。

そして、「こんなこともできないなら、死んだほうがましだ!!」とずっとずーっと言い続けていました。

つねに自分の力を発揮できない、アンダーアチーバーの状態です。

中学生ギフテッド2Eの問題

タロウちゃんは、理解力は高いけれど、実行する力が平均以下です💦

(つまり、ワーキングメモリーと処理速度が低い)
こちらの記事を参考にしてください。

ギフテッドやギフテッド2Eの他の記事の紹介ものっています↓

中学生になって、学習面で困った問題が起きました。

テスト勉強、自分でやれる!と言い出す

昨年の様子から、本人に任せると、まっったく勉強を計画的にやれない!と分かっていました。
(趣味に熱中して、とり組めない、やりきれない、めんどくさがる、時間がかかる・・・)

ですから、私が「今日は〇ページやろう」と声かけして、出来たらごほうびでゲームができる、
このやり方が、とてもうまくいっていたのです!!

ところが・・・

定期テスト週間に入って、

「自分でがんばる!!」「自分でやれる!!」と言い出して、勉強道具を自分の部屋に持っていきました。

自立に向かっているのかな?本人の気持ちを尊重してあげたいな(*^^*)

と思って、任せることにしました。

ところが・・・です。

「やっている」と、ウソをつく

「今日は〇ページやったよ!」
「週末は5時間やったよ(*‘∀‘)」

「5ページもがんばった」
「このペースなら1位とれるかも(*‘∀‘)」
と、毎日のように言ってきたのです。

学校の先生にも、同じように報告していました。「本当にがんばっていますね」って言われて・・・。

だから、「そうなんだ!すごいじゃん!」「自分でやれて、えらいじゃん!」と私はほめていました。

ところが、テスト近くなって部屋で確認すると、

買ってあげたワークが1ページもやれていない・・・・(◎_◎;)ええええええー💦

どゆことー?!
なんか、大好きなノートまとめ♡や、問題集づくり♡に没頭した様子💦
それは、、、、テストの点数にならんやろー!という学習内容。趣味の活動です。

テストが終わって、返ってきた点数が・・・・

今まで取ったことがない、点数ばかり💦💦💦

本人は「なんで!努力がむくわれないんだ!」とか言っている・・・。

まず、問題集やってないからな(-“-)!!とツッコミたい。

私もショッッック!!( ;∀;)
全然勉強してないのに、「やっている」と、
なぜ、そんなウソをつき続けたのか???
ノートづくりが大好きだから、勉強したことにすり替えていたのか??

イミワカラナイよ(◎_◎;)ヨヨヨヨ。

対応⇒ウソは、あまり責めないことにした

「本当にやってるの~?」とかるーく聞いてみました。

そしたら、キレ気味に「やってるって!!」「なんでそんなこと言うんだよっ!!」とけっこうな勢いで怒り出す

出来ないことを認めたくないのかな・・・と思って、

ウソをついていることは、あまり突っ込まないようにしました。

ほんとは・・・親として悲しいし、裏切られた気持ちですよ(._.)

自分でやる!と言い出して、信頼していたのに・・・。
私がサポートしたら、うまくいっていたのに・・・と悔やむし。
なんで繰り返しウソばかりつくのかな・・・と。

ただね、

結局、ウソをついているかどうか、を言い争うより、

次に何ができるかを考えることのほうが大事ですから!!

ぐっとがまんして・・・「そうなの~、あんまりやってるように見えないからさあ」ぐらいで、ガマンガマン!
言い争ったら、関係も悪くなるしね。

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なぜウソをつくのか?

不安や自己否定の現れ

思い当たるのは、小さいころから小学生までは、

出来ない!!失敗!!となると、「もう死んだほうがましだ!!」と叫びまくっていたことです。

出来ないことや失敗=自分はダメ!と思う傾向がとても強かったです。

中学生になって、あまりそれは言いません。

どちらかというと、「自分はできる!」「こんなにすごい!」という。自信満々。

本当はやれないことを、受け入れられずに、強気になっている可能性があります。

つまり、弱さの裏返し。不安や自己否定の現れでもある・・・。

ウソをついてまで、自分を守ろうとしてしまう。

こうありたいな・・・の空想

タロウちゃんは、非常に想像力が豊かです。

空想して遊ぶことが大好きでした(ひとりでぶつぶつ言って、ごっこ遊びをしている)。

「こうであったらいいのに・・・」の気持ちが、一人歩きして💦💦

それが現実になってしまっている?(ちょっと怖いぞ💦)

そんな風にも感じます。

「俺って、めちゃくちゃ絵が上手だ!!漫画家になれるかもしれん!!」と急に言い出したり、

空想チックなところがあり、現実のものと思い込みたい気持ちもあるのかな?です。

「そういう自分でいたい!!」と強く思っているうちに・・・5時間勉強した!のウソになる(^^;)オイオーイ。

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つい言ってしまう場合もある

叱られそうになったり、ばれそうになると、その場をなんとかしようと思って、

ついウソを言ってしまうケースもあると思います。

本人も「やばい!」と思うけれど、止められなかったりします。

その場さえなんとかなってしまえばよい発想で、
すぐバレるウソをついてしまう子もいます。

理想と現実のギャップが大きいギフテッド2Eの支援

理解力はあるが、実行することが難しい・・・
(とりかかれない、趣味にすぐ気が向く、気が散る、後回しクセ・・・)

そんなギフテッドの支援の方法です。

計画して、実行する力のサポート

ギフテッド2Eのタロウちゃん、計画して、実行することが一番苦手のです!

ワーキングメモリーや処理速度の弱さがあり、課題をバンバン!!こなすことが難しい。

とても疲れるし、本人にとって大変な作業なのです!!

時間もかかります。

だから、計画して実行するときに、次のような支援が必要です!

①無理なくこなせる学習量にする
(ワークの取り組む部分を選択してあげる)

②ペース配分をチェック
(本人に任せると、やろうと思っても出来ない・・・になるので、チェックする)

一日30分程度のムリなくやれる内容で、コツコツ取り組むように援助します。

声かけの工夫

「あなたは出来る、と知っているよ」

「でも勉強を中学生で一人でやるのは、難しい」

「勉強のペースや、やり方を戦略的に考える人が必要だね、一緒にチェックしながらやっていこう」

と、伝えました。

「あなたが出来ないから!」、「私が管理します!」と言わないように気をつけました(^^;)。

出来ていないこと=自分はダメ、と思う傾向があります。
(中学生からは、俺様は出来る!と強がっているけど💦)

<あなたには力があるよ、でもその力を発揮するために、支援が必要だよね>と確認をしました。

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まとめ

本人は、すんなり私のサポートを受け入れました。

1階のホワイトボードにワークのページを書き出して、1日1ページ進めて、チェックします。

今回のテストで自分は「やれる」と思ったけれど、

実際は取り組めなかった、、、、

本人、よくわかっていると思います。

実行する力に問題がある、ギフテッド2Eの場合、自分の実力を発揮しにくいです。
常にアンダーアチーバーです💦

年齢があがると、実行する力は伸びてくるので、しばらくサポートしながら、

少しずつ本人に任せるようにしていこうと思います。

理想と現実にギャップのあるギフテッド2Eの学習問題とその対応についてでした。

参考にしていただけると、幸いです♡

ここはな。

プロフィール
カウンセラー、ブロガー
cocohana

子どもに関わるカウンセラー歴20年です。
臨床心理士、公認心理士。
ギフテッドであり、発達障害傾向の子ども2人を育てています。
子どもがのびのび成長し、自分の力を発揮できるよう応援したいです。

心理学と、医学部の大学院を出ています。

国立大学 臨床心理系大学院 修士課程修了
国立大学 医学部医学科大学院 博士課程満期退学

研究者には向いておらず、
カウンセラーになりました。

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