ギフテッド2E型(賢さと発達障害が重なっている子)は、
親、教師、子ども医療の専門家でさえも、見過ごしがちです。
早期に正しく診断され、理解される必要があります。
なぜ、発達や能力に凸凹がある子ども、
ギフテッド2Eの子どもが「見過ごされやすいのか?」、
「生きにくいのか?」について、考えます。
発達障害がある賢い子は、なぜ見過ごされやすいのか?
ギフテッドの英才型と言われるタイプは、全体的に能力が高い子です。
こういった子は早くから、高い能力に周囲が気がつきます。
認められ、適切な環境やチャンスが与えられる可能性が高いです。
一方、発達障害があるけれど、じつは賢いギフテッド2E型は、
困難さに気が付かれず、
過小評価されがちです。
自信が持てない子が多い・・・と思います。

見逃され、誤解されやすい理由
発達障害がある賢い子やギフテッド2Eの子は、
能力に凸凹があり、得意不得意の差が大きいです。
●得意な部分があっても、不得意な部分に引っ張られて、本当の力が発揮できない。
→能力的に高いことに気が付かない
●さらに、本人は能力の高い部分で補って、なんとか生活しているので、
極端に低いところがあり、本人が苦しい状態と、
まわりは気が付かないです(T_T)。
つまり、能力の凸凹があり、得意なところ、不得意なところが、
相殺されてしまう!
「才能や賢さ」、「発達障害」がお互いを隠し合ってしまう。
発達障害がある賢い子、ギフテッド2Eの生きにくさ
発達障害がある、得意不得意の差が大きい子は、「うまくいかないこと」がたくさんあります。
そして賢く理解力があるため、
本人は自分自身が「出来ていないこと」は、
とてもよく理解できる。
ギフテッド傾向がある子は、
完璧主義な子が多いです。
そのため、より落ち込む。
こんなこともできないなんて、死にたい!と
抑うつ的になりやすいです。
早く周囲が気が付いてあげること、
周りが理解して接してあげることで、
大きく「その後」が変わってきます。
発達障害がある賢い子(ギフテッド2E)、
能力間に凸凹が大きくあるお子さんの理解が進み、
そういう子どもが、のびのび、自分の力を発揮できるようになるといいです。
誰よりも、支援や理解を必要としている子たちだと思います。
次は、発達障害がある賢い子(ギフテッド2E)が理解を得ると、
どう変わってくるかについて書いていきます。
⇒次の記事:発達障害がある賢い子、ギフテッド2Eの伸ばし方
ここはな。